エアコンの使用方法を見直し上手に節約する
使用しなければ電気代も掛からず経済的とは言え、温暖化がすすみ熱帯夜が続く昨今、夏の暑い時期にクーラーを
一度も使わずに夏を乗り切るのはあまりに酷です。
実家では「夏は暑いほうが夏らしい!」との父の言葉をスローガン(?)に二十数年間クーラーを使わずに扇風機で
夏を乗り切りってきましたが、内陸にあって暑さの厳しい宇都宮においてここ数年間耐えてきた真夏の暑さはもはや
精神論では乗り切れないとの結論に至りました・・・>_<
しかしながら、いざエアコンを使い始めてみると馬鹿にならないのが電気代。
光熱費のアップは痛いものがありますので、エアコンを賢く使い上手に節約する事を心掛けたいものです。
冷気を効率よく体感出来るようにするには・・・
1)カーテンやブラインドを閉める
窓を通じ外から入ってくる日光を遮るだけでクーラーの効率は一段階上がります。
2)室内機に組み込まれているフィルターの掃除
ついつい忘れがちなフィルター部分の掃除ですが、一年を通し冷暖房を使い続けていると
埃を吸気こうから吸い集めてしまい、空気の通りを悪くし、最終的には冷暖房の効率を妨げる
結果になると言われています。
衛生的に見ても埃が溜まるのは良くないと思われますので、定期的なお掃除をお勧めします。
3)熱を発生する家電製品を止める
クーラーを使うほど暑い時期に同じ室内で暖房やコタツを使う方はいないと思います^^;
クーラーの熱効率アップ、節約を考えた場合に見落としがちな家電製品が一つあります・・・照明類です。
特に白熱電球を使用した照明は熱を多く発生しますので、消しても差し支えない間接照明などの余計な照明が
点いているのであれば消した方がクーラーの冷え具合が上がり、結果としてクーラーの設定温度を上げる事が
でき、節約に繋がります。
長寿命、省電力で発熱量の少ないLED電球節約話については別ページで触れていますので興味のある方は
下記のページへどうぞ。
関連ページ : LED電球を導入し電気代を抑え賢く節約する (内部リンク)
4)扇風機との併用
クーラーと同時に扇風機を回すと劇的に涼しさが増します。
最近では丸いのファンを回転させる従来型の扇風機ではなく、タワー型扇風機も販売されています。
そこそこ見栄えもいいので、クーラーとの併用を前提に購入してみるのもいいかもしれません。
小さいものだと卓上に置けます。
上の写真 : 実際に家で夏に活用しているタワー型扇風機。
節約には関係ない話ですが、小さい子が指を入れようとしてもファンの稼動部分に手が届かないという点も
気に入っています^^
5)室外機の環境
見落としがちな点ではありますが、室外機の環境も熱効率を左右します。
室外機の設置場所は風通しが良い日陰に設置するのが良いとされ、室外機の前に妨げになる物が
置かれていると冷暖房の効率が落ちてしまいます。
効果的に熱を排出出来るよう、なるべく室外機の吹き出し口の前は風通しが良くなるよう心掛けましょう。
室外機の上に簡易的な屋根を付けると良いみたいですので時間のある方は日曜大工で楽しみながら
作ってみても良いかと思います。
室外機用の既製品のカバーも販売されています。
6)室内機と室外機の位置関係と配管
通常、エアコンを家に設置する場合、室内機と室外機を設置する事になりますが(一体型を除く)、室内機と
室外機の距離が短い程、配管類の距離も短くする事ができ、熱効率が良く理想的とされます。
室内機、室外機を結ぶ配管類(配管、電線、ドレンホース等)に、耐久性と熱効率の観点から化粧カバーを
かぶせた方が良いとされますので、化粧されていない方はホームセンターで化粧カバーを購入し取り付けて
みるのも良いでしょう。
7)新規エアコン取り付け時の注意点
エアコンの室内機を設置したい部屋が2階の場合、室外機も室内機に近い2階に設置するのがベストです。
しかしながら、配管類の取り回し位置やベランダの有無など、住宅環境の諸問題により、必ずしも容易に設置
できる環境の方ばかりではありません。
追加料金が掛かりますが屋根の上や壁付けにするといった手段もあります。
熱効率を考え、2階のベランダに室外機を設置したところ、設置場所が寝室の横になる為に夜エアコンを
かけるとうるさくて眠れない・・・また、子供がベランダに設置された室外機に乗りベランダから危うく落ちそうに
なった・・・などというように取り付け時に考えていなかったマイナス要素が後日発覚する場合もあります。
室外機を屋根の上や壁付けにした場合、エアコンの不調時に室内機の様子を見に行くだけでも面倒な手間や
危険が伴います。
節約を最優先に考えれば室内機と室外機を近い場所に設置する事をお勧めしたいところですが、上記のような
騒音や危険性も併せて考えた上で室外機の取り付け位置を決められた方がいいでしょう。
8)他
荒業として、クーラー使用時に冷え具合が悪い場合には室外機に直接ホース等で水をかけると冷え具合が
良くなるらしいですが、故障の原因となり、かえって修理代が高く付きますからやめましょう。
一部メーカーから室外機に取り付ける噴霧器(?)のようなものを販売しているようですが、主に会社向け
なのかな?
エアコンメーカーが推奨する使い方ではないでしょうが、ホースで直接水をかけるよりは噴霧器の方が室外機に
やさしそうです。
コストが安いようなら、旧型で冷えの悪くなったエアコンにだめもとで取り付けてみるのはいいかもしれません。
富士通ゼネラル製エアコンAS−E50S2Wの漏電騒ぎと意外な犯人
今回はエアコンの漏電の話しです。
先日、用事があって外出し暗くなってから家に戻ってきたのですが、いつものように玄関のライトのスイッチを入れた
ものの明かりが点きません・・・。
あれ?と思いながら良く見てみると、スイッチの位置がわかり易いよう点灯している筈のパイロットランプさえ消えて
いる様子。
どうやらブレーカーが落ちてしまったようです。
暗闇の中、非常用のLED電灯を手探りで探し、分電盤のカバーを開けブレーカーを見てみると想像通りブレーカーが
落ちていました。
上の写真 : カバーで覆われた分電盤(東芝製)
普通に電気を消して出掛けたのに帰ってきたらブレーカーが落ちているなんて変な話しです。
暖房、エアコン、ドライヤー、レンジなど、ワット数の高い家電製品を誤って同じ部屋で使いブレーカーが落ちたとか
いった話であれば話しは解るのですが・・・
外出に際してワット数の多い家電製品をオンにして出掛ける訳もありません。
不思議に思いながらも元のブレーカーのスイッチをオンにすると、また、落ちてしまいます・・・
当日は台風の影響もあり時折強い雨が降っていたのですが、雨のせいで漏電???
困りました・・・
上の写真 : 分電盤のカバーを開けたところ
※左の大きなスイッチが、「サービスブレーカー」、「アンペアブレーカー」などと呼ばれるもの。
※左から2つめの大きなスイッチが「漏電遮断器」、「漏電ブレーカー」と呼ばれるもの。
※中央から右にかけ、小さいスイッチが2段に渡り並んでいるのが、「配線用遮断器」、「分岐ブレーカー」と呼ばれる
※もの。
仕方がないので、漏電ブレーカーの横に並んでいる個別の分岐ブレーカー(部屋、クーラー、レンジなどに繋がる
配線ごとに設置されているブレーカー)を全部オフにした上で、漏電ブレーカーをオンにし、その後分岐ブレーカーの
スイッチを一つずつオンにしながら確かめてゆく事にしました。
玄関周りON・・・OK
廊下ON・・・OK
リビングON・・・OK
・
・
・
・
・
1FエアコンON・・・バチンッッ
漏電ブレーカーが落ちました・・・どうやら1Fに設置されているエアコンのようです。
上の写真 : 漏電ブレーカーが落ちた原因となったと思われる富士通ゼネラル製エアコンAS−E50S2W
でも、このエアコン・・・購入してから1年も使ってないのに故障?
実家では故障などにより各メーカーのエアコンを何度か買い換えた経験があるのですが、その中でも富士通ゼネラル製
エアコンの効き目が一番良かったように感じたので私の住む家では富士通ゼネラル製のエアコンで統一していたのです
が・・・今回はそのうちの一台が問題になっている様子・・・
念の為、1Fエアコンの電源ケーブルを抜いてから、同じようにブレーカーの分岐ブレーカーのスイッチをオンにすると
問題なくオンに出できたのでエアコンの電源コンセントから先(室内機、室外機)が漏電原因になっている可能性が
高そうです。
強めの雨が降ったにしても水に浸かるような水捌けの悪い位置に室外機を設置している訳ではないし、問題があると
すれば室内機と室外機を結ぶ配管と共に伸びる配線が水に濡れての漏電???
化粧カバーを取り付けたから可能性は低いかなぁ・・・などと考えましたが、所詮は素人なので結論は出ません^^;
いずれにせよ漏電絡みでは素人に手出し出来るものではないので諦めて翌日サービスセンターへ電話を入れる事に。
異常気象で冷夏のせいか、エアコン修理依頼も少なめで翌々日には訪問してくれるとの事。
冷夏で曇りが雨の日が多いとはいえ、ひとたび日差しが差し込むと気温が30度を超える事も多く、早めに修理に来て
もらえるのは助かります。
修理当日を迎えサービスの方にエアコンを点検してもらうと、意外な犯人が判明しました。
ナメクジです。
どうやらナメクジがエアコンの室外機内部に入り、内部に組み込まれている基盤の上を這い回った為にショートし
漏電ブレーカーが落ちてしまったようです。
サービスの方の話しでは、一昔前のエアコンに使われていた室外機のカバーを空けると、内部の基盤がむき出しに
なっており、昆虫やベビなどの生物が室外機の内部に入り込み、たびたび故障の原因になっていたという事です。
最近はそういった故障を避ける為に室外機内部に組み込まれる基盤は、カバーが取り付けられ外部からの進入を
拒む設計になっているらしいのですが、まれに狭い隙間の中からナメクジが基盤周辺に入り込みこういった故障を
起こす原因になっているようです。
曇りや雨の日が多かったとはいえ、ナメクジがエアコンの漏電を引き起こしていたとは意外な犯人にびっくりです。
故障を一定期間放置しておくと、ショートの原因となった生物が乾燥し通電性が下がる為、室外機内部の基盤が
壊れていなければ、自然とまたエアコンが使えるようになる事も多いそうです^^;
実際にブレーカーの落ちる原因となったナメクジと基盤を見させてもらいましたが、基盤の上を移動したキラキラと
光る粘液のような跡が見受けられました。
今回のケースではナメクジを除去、基盤のクリーニングを行って頂いたところブレーカーも問題なくオンにする事が
でき、室外機の故障もなく、保障期間内との事で無償での修理をしてもらいほっと一息です。
エアコンの故障が漏電絡みだった場合、今回の故障のようにナメクジ等の生物が室外機に侵入した事が原因かも
しれません。
上に書いた通り、故障を一定期間放置し故障が改善された場合、内部に侵入した生物が乾燥しショートが改善され
た事も考えられますが、生物の亡骸を基板上に放置しておいた場合、それが原因となり基盤上の配線の腐食が
始まり、室外機の故障に繋がる可能性もあります。
特に購入後一年以内の症状であれば、今回のように無償修理の可能性も高いので手間が掛かったとしても専門の
方に一度見てもらった方が長く安心して使えそうです。
※室外機の分解や内部基盤のクリーニングは感電、ケガ、更なる故障の原因となり非常に危険な行為ですので、
※専門の知識のある方以外は行わないようにして下さい。
別のページでも触れていますが家電製品の症状に故障かと思しき症状がある場合、商品の保障期間を活かし早めに
相談、修理を行う事をお勧めします。
保障期間を経過してから修理を依頼した場合、当然ながら有償での修理となってしまい、予想外の修理代金が発生
する場合があります。
手間を惜しまず購入店やメーカーに早めの相談や修理依頼をお願いする事は余計な修理費の発生を抑え結果として
節約に繋がります^^
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