夏場、雷が多く発生し雷都とも呼ばれる宇都宮
ここ宇都宮市は夏場、雷の発生が多く、雷はこの地域に住む者にとって毎年恒例夏の風物詩といえるごく当たり前の光景
なのですが、進学や転勤等の都合で雷の発生が少ない地域から宇都宮市に引っ越されてきた方は、夏場の雷の多さや
地響きを伴う雷鳴に大変驚かれるそうです。
県内では氏家、船生、鹿沼、真岡、大田原なども、同様に夏場に雷が大暴れするといった話しも耳にするので宇都宮市に
限らず近隣の地域はどこも似たり寄ったりなのかもしれません^^;
また、栃木県、群馬県、茨城県のある北関東は全般的に夏場、雷の発生が多く、雷銀座と呼ばれていたりもします。
その年により雷の発生日数にばらつきがあるものの、宇都宮市はその中でも特に夏場における雷の発生が多いようで
住人も雷を身近に感じているせいか、「雷都」や「雷都物語」などといった名を冠した商品が売られていたりしますw
このページでは雷都とも呼ばれる宇都宮で夏場に多発する雷についての話しを、実際に宇都宮に住む私自身の実体験や
ここを地元とする友人、知人、近所のお年寄りから聞いた話しなどを交え、掲載してみたいと思います。
夏場に被害の多い雷による家電製品の雷対策の話しは「雷都宇都宮での落雷による家電製品の故障と節約」に掲載
してありますので興味がある方はそちらへどうぞ。
また、宇都宮の夏場以外の気候の話しについては「夏は雷が多発し冬は冷え込みが厳しい宇都宮の気候」で取り上げて
います。
宇都宮近辺で夏場に遭遇する雷の代表的なパターン
一口に宇都宮の雷についてと言っても、雷との遭遇には幾つかのパターンがありますので、まずはパターン別に分けて
掲載してみたいと思います。
後述のパターンCは特に嫌です・・・>_<
◇ パターンA : 宇都宮で遭遇する典型的な夏場の雷
午前中からジリジリと日差しが照りつけ気温が上昇。夏日となる。
午後2時〜4時頃、いきなり砂埃が舞うくらいの強めの風が吹きはじめる。
急激に暗くなる。空を見ると黒っぽい雲が見える。
突然上空で雷鳴が聞こえる。(遠くから次第に雷が近づいてくる場合もあります)
乾ききった地面に、大粒の雨がぽつぽつと、落ち始めたと思いきや、あっという間に豪雨・・・
雷が落ちまくり。(雲間雷で終わる場合もあります)
雨は激しいものの雲の色が白っぽくなり、空が少し明るく見える。
たまーに、雷→突風→雹・・・とコンボに発展する場合有り。 >_<;
雹が降る場合の空の色は独特で、少し赤みがかったように見える事が多いです
30分〜1時間くらいで豪雨がおさまり少し涼しくなるものの、雲が切れ強い日差しが照りつけ始めると、雨によって
濡れた地面が急速に乾き、ジワジワと蒸し暑くなる。
◇ パターンB : 危険な雷(かららい)
雨が降らずに上空で雷が鳴り続けるタイプの雷。
(パターンAの流れで雨が止んだ後、天候が回復せずに雷だけが続く場合もあります。)
地元のお年寄りは「かららい」と呼び、このタイプの雷を嫌います。
昔から危険だと言われている雷の鳴り方です。
通常の雷の場合1〜2時間もすれば天候が回復する事が多いですが、経験上、「かららい」の場合
通常の雷よりも時間が長引く事が多い印象があります。
◇ パターンC : しつこい雷(リベンジ型?)
午後1時頃に1回目の雷様来襲。
夕方5時頃に2回目の雷様来襲。
もう来ないだろうと安心していたとこにフェイントで夜の10時過ぎに3回目の雷様来襲。
時間については雷に見舞われた日によってまちまちですが、一日に何度も雷に見舞われる事があります><
はっきり言って深夜の雷は眠りを妨げられかなり苦痛です。
うとうとしかけたとこに雷の音で目が覚め、またうとうとすると・・・の繰り返し・・・
寝室の窓を開けて眠りたくても、開けると雷鳴がうるさくて眠るところではありません。
午後3時〜4時くらいに雷が1回通り過ぎるくらいなら風情も感じられまだいいのですが、1日に3〜4回雷に
見舞われると、流石にぐったりします >_<
夜間の雷は距離の離れた場所からは幕電(雷雲自体が稲妻によって白く光る状態)として見える場合が
あり、遠くから眺めている分には綺麗でいいんですが・・・雷雲の直下で過ごす人は大変です^^;
◇ パターンD : 不発
急激に暗くなり、風が吹いた後に雷鳴が2〜3回轟いて終わりなんてケースもあります。
洗濯物が雨に濡れる!・・・と、急いで洗濯物を取り込んで、室内にふきこまないように家の窓を閉めたのに、
雷が一回鳴ったくらいで、雨も降らずに天気が回復すると、何か釈然としないものがあります(笑)
雷が不発に終わった場合、その後少し時間が経過すると、気温がぐっと下がる事があります。
そういった場合、自分のいる場所では雷が不発に終わったものの、近い場所に雨が降り冷やされた空気が
流れてくるのだと思われます。
宇都宮で遭遇する雷の代表的なパターンを掲載してみましたが、これはあくまでも大雑把な区分けであって、
雷に遭遇した日によって天候の荒れ方は様々です。
雷鳴が僅かに聞こえる程度で、離れた場所に見える雷雲から稲妻が地面に向かって頻繁に落ちているところを
目にする場合などもありますし、雷雨に見舞われたものの雷鳴が小さめで稲妻が地面に落ちずに雲の中で稲妻が
横に走っている場合などもあります。(雲間雷と呼ばれるもの)
個人的にはやはり睡眠が妨げられる深夜の雷が一番嫌ですね>_<
雷の少ない地域から転勤等で引っ越されてきた方が驚く点
ここでは進学や転勤などで雷の多く発生する宇都宮に引っ越されてきた方などから聞いた、宇都宮の雷に関する感想や
印象などの話を掲載してみたいと思います。
1) 雷鳴が大きく、お腹に響く。
2) 空気が振動する。
雷鳴が大きいのや空気が振動するのは田舎で遮蔽物も少なく音が聞こえ易いからなのかな?
雲間雷に止まらず対地雷(落雷)にまで発達する割合も高いのかもしれません。
特に木枠のガラス戸が多く使われている古い農家などで雷に遭遇した場合には、雷鳴や振動に伴いおさまりの悪い
ガラス戸がガタガタと震えるので怖さ倍増です。
3) 地鳴りになる。
4) いきなり頭上から雷鳴が聞こえ、びっくりする。
急激に暗くなって、いきなり雷鳴が上空で轟く事が度々あります。
5) 雷が一日に何度も来る。
雷雲が複数発生し、ぜんぜん異なる方向に稲妻が見えるなんてこともありますね。東の遠方と西の遠方とか。
6) バケツをひっくり返したような雨になる時があり、ワイパー最高にしても前が見えなくて焦った。
ワイパーで捌けきれない雨は焦りますね・・・最近の言葉で言うゲリラ豪雨といった状態でしょうか・・・。
あまりに雨の降り方は強い場合は、事故に巻き込まれてもつまらないので、私の場合、道路沿いの駐車場などに
一度車を停め、雨のピークが過ぎるのを待ちます。
余談ですが冠水の始まった道路に勇猛果敢に突入してしまうと、想定外の修理代が発生する場合がありますので
走行には注意しましょう。
詳しくは「雷に伴う集中豪雨から車の冠水被害を避け、余計な修理代を抑え節約する」に掲載してありますので
興味のある方はどうぞ。
7) 雨が降っていない場所を車で走行していると、水滴をつけたずぶ濡れの対向車とすれ違うようになり、そのまま
しばらく走ると突然路面が水浸しになっている地域に入る。
これは夏場に車を運転しているとよくありますw
夏の陽射しに焼けて乾燥した道路を走っていたのに、突然タイヤから雨水を弾くシャーッという音が聞こえはじめ、
周りを見渡すと道路をはじめ周辺の家屋やビル、庭木などが雨上がりのように雨に濡れた風景に切り替わって
いたりします。
そのまま走り続けると、濡れた道路の区間に入りそれ程走っていないのに、また乾いた路面に切り替わる事も
しばしば^^;
雷雨は局所的に起こる気象現象だというが肌で感じられます。
地元のお年寄りから聞いた事のある雷の話し
ここでは近所のお年寄りから聞いた雷に関する話しを掲載したいと思います。
長年宇都宮を地元として住み続けているお年寄りの方は雷の事を「らいさま」と呼び、雷を天の災いとして忌み嫌う
ようなニュアンスではなく、雷に対してどこか親しみを感じているような印象を全般的に受けます^^
1) 雷が一度鳴ると、3日連続で雷が訪れる。その後数日は安定して、また雷が鳴ると、3日連続で雷が訪れる。
雷雨になった翌日、翌々日も雷雨に見舞われると聞きます。
一度雷が訪れると、連日雷に見舞われる事が確かに多い気がします。
しかしながらここ最近の夏場の印象は、夕立も無く高温の過ごし難い日が続き、たまに夕立に見舞われると
激しい雷や突風で大暴れ、といった感じ。
ゲリラ雷雨というこ言葉もありますが、ここ最近はメリハリが更に強まった感じがしますね。
2) 家に雷が直撃した時には部屋の中を火の玉が飛び回り・・・火の玉に触れると死んでしまう。
家のすぐそばに雷が落ちた方の話しを聞いた事がありますが、その時は室内に火の玉のようなものが飛んだと
いう話でした。
これは本当なのかな・・・プラズマ???
3) 光ってから10秒以上経過してから音が聞こえるのは遠いのでまだ安心。
光ってから3秒以内に音が聞こえると危険だから注意しろ。
秒数がどうであれ、雷が確認出来る以上危険です。
何年も前の話ですが、雷鳴が聞こえなくなり雨も止んだので一安心し、2階の自室の窓を開け
窓際に立ち外を眺めながら缶コーラをプシュっと開けて飲んだ瞬間、眺めていた方向に落雷があり、
思わずコーラを吹き出した経験があります。
もう雷は終わりだと思い込んでいたのに、不意をついて落ちるとは・・・心臓に悪いです。 >_<;
4) 家に雷が直撃すると、ブラウン管のテレビが爆発する。
これはお年寄りから何度も聞いた事があるんですが、実際に爆発した方の話しは聞いた事がありません。
今に置きかえていうと当時の都市伝説みたいなものでしょうか。
雷でテレビが故障したという話しは何度となく聞いた事はありますが^^;
今まで聞いたその他の雷話
ここでは上記以外の方から聞いた宇都宮の雷についての話を掲載してみたいと思います。
1) 雷には通り道がある(?)
3年に一度くらいのペースで近所に雷が落ちて家電製品が全滅するというお客様がいました。
家のまわりは田んぼで住宅もまばら、かつ、比較的近くに山が迫っている環境の方でしたが、
流石に3年毎に家電製品を全て買い替えてられないですね^^;
2) 西から北にかけての方面に雷雲が迫って見えると雷雨に遭遇する。
地形的な要素も関係していると思われますが、確かに西から雷雲が近づいてきた場合は高確率で雷に
見舞われる事が多い気がします。
3) 異なる方面に稲妻が見えるが、雷鳴も聞こえないし、自分のいる場所には雷が来そうで来ない。
こういった不発パターンもたまにありますねw
雷鳴が聞こえないのはある程度距離が離れているため聞こえないか、稲妻の光を見てから聞こえるまでに
時間差があり気が付かない、音が小さく騒音にかき消されてしまうなどといった理由からだと思われますが、
たまたま自分の居る地域から適度に離れた場所に複数の雷雲が発達、または流れてきたりと、運良く雷雲の
ルートが外れる場合もあります。
4) 夜、家の裏にある杉に雷が落ち、翌朝外に出たら水槽で飼っていた金魚が白くなり浮いていた><
ショック死?感電死?それともたまたまでしょうか。
5) 学生時代の同級生が帰宅途中に直撃され亡くなった
運悪く、ヘアピンに落ちてしまったとの事・・・
6) 庭を見たらガレージの鉄骨が赤く焼けていた。
7) 学校の屋上に設置されている避雷針が赤く焼けていた。
6〜7)の現象は自分の目で見た事がありません。
雷が落ちた直後なんでしょうか・・・謎です。
8) 雷が落ちた瞬間に家の電話が火を吹いた。
近所の家と内線通話が出来る電話機(組内連絡用の内線電話)との事でした。
電話中に雷が近くの電線に落ちると感電死するという話しも聞いた事がありますが、電話を使用中に
いきなり電話機が火を吹いたら怖いですね・・・
9) 自転車で傘をさして走っていたら雷に撃たれた。
運良く軽症で死ななかったが、傘の先端が落雷により曲がっていた。
本人曰く、傘に落ちた雷は本流の稲妻から枝分かれした細い稲妻だったので運良く助かったのではないかとの
話しでしたが、雷に撃たれる経験なんてしたくないですね。>_<
10) 雷が発生するとテレビにちらつきが入るので分かる。
アナログTVだと雷鳴が聞こえない距離にある遠めの雷でもノイズが入るので、ある程度雷の予測は付くものの
雷自体局地的要素の強い気象現象なので、実際にテレビを視聴している場所から雷雲が遠い為に周辺では
天候が崩れずに雷雲がそのまま通り過ぎる事も多いようです。
テレビと同様にAMラジオにもノイズが入るので、雷が近づいてくるのが判ります。
11) 田んぼの稲に落ちるとその一角が焦げていて判る。
農家の方から聞いたお話ですが、お米収穫前の田んぼに雷が落ちると、その一角の稲が焦げていて判るとの事。
実際に見た事はありませんが、夏場に田んぼの近くを通る機会があったら探してみたいと思います。
雷が多発する理由
「気になるニュースと話題」の中でも触れていますが、宇都宮で多発する雷の発生に関する話しを見かけたので抜粋し
掲載しておきます。
宇都宮気象台によると・・・
北に那須連山、西に日光連山が連なり南東が平野部になっているので上昇気流が起こりやすく雷が発生しやすい
地理的条件にある。
県内での雷発生のパターンは大きく3つある。
1) 南東部からやってきた暖かく湿った空気が北西部の山にぶつかり上昇気流が起こり積乱雲が発生、雷が鳴る。
2) 山沿いの冷たい空気と平野部の暖かく湿った空気がぶつかり上昇気流が起こり積乱雲が発生、雷が鳴る
3) 上の2)で発生した積乱雲が雨を降らせ、雨と共に冷たい空気が山沿いから下りてきて、その冷たい空気と
南東からの暖かく湿った空気がぶつかり、積乱雲が発生、再度雷が鳴る。
宇都宮以北で発生した雷雲が上空3000メートルの西風に乗り平野部へ移動し、宇都宮市近辺は雷の通り道に
なるとの事。
「今まで聞いたその他の雷話」の中で、西から雷雲が近づいてきた場合には高確率で雷に見舞われる事が多い
気がすると記載していたのですが、宇都宮気象台の話に照らし合わせると、上空3000メートルの西風に乗って
雷雲が流れてきていたのかもしれません。
また、比較的平坦な川沿いでは風が通りやすく、雷雲が川を下ってくる事が多いとも言われている事から、山や
上空の風の流れだけでなく、川沿いなど地表の形状なども雷雲の流れに関係しているようですね。
夏場の雷発生の傾向 (不定期)
◇ 2009年
2009年も夏が終わりましたが、今年の夏はお盆過ぎまではっきりしない天気が続き、ここ宇都宮では珍しく雷が
鳴らない夏でした。
宇都宮地方気象台の速報によると8月の雷発生日が2日間で1996年の1回に続き統計開始以来2番目の少なさ
だったようです。
熱帯夜が1日もなく地表温度が熱くならなかったのが雷の発生を少なくしたとの事。
雷電神社にお参りに行った甲斐があったかな?^^;
昨年2008年8月の雷発生日数が15日だったのに比べるとギャップの激しい夏でしたね。
◇ 2012年
梅雨時期くらいから落雷も比較的多く、今年は雷が多発する年かと思っていましたが、梅雨明け後は比較的雷の
発生は少なめの印象。
台風の通過の影響も大きかったかな?
連日猛暑が続く割りには夕立の無い日が続きうだるような日々。
しかし、ひとたび雷雲が発生すると、とんでもなく大暴れ・・・
突風や雹に留まらず、ダウンバーストまで騒がれる始末^^;
随分と昔に壬生エリアで竜巻被害が発生した事を記憶していますが、竜巻なんてこの目で見る機会もなく現実味の
無い話だと思っていましたが、ここ最近夏場に起きる大荒れの天気を見ていると 突風や竜巻などの注意情報にも
耳を傾けるべきなのかもしれない・・・と危機感を感じます。
ゲリラ雷雨という言葉をマスコミを通じて耳にする事も多くなりました。
元々ゲリラ的な要素の強い夏場の雷ですが、最近ますますゲリラ的な要素が色濃くなった気がします。
◇ 2013年
今年のパターンも昨年に似た印象でしたが、猛暑続きで昨年よりも雷発生が少ない感じかな?
昨年はゴールデンウィーク前後の頃から雷が猛威を奮っていましたが、今年は雷自体が少なかった印象です。
何度か酷い雷に遭遇しましたが。
夜間、落雷の際の稲妻が数秒間にわたり瞬きながら光続けるのを見ると、栃木だなぁと感じます^^;
入道雲の写真
ここでは今までに私が宇都宮市や近隣で撮影した入道雲や発達中の雲の写真を掲載しています。
◇ 夕焼けに染まる入道雲
入道雲の全体がはっきりと見える場合、雲までの距離があるので、見えている入道雲がすぐに訪れて天候が
大荒れ・・・なんて事はないのでとりあえず一安心です。
別の入道雲が違う方面からこっそり忍び寄ってきてたら話しは別ですが・・・^^;
上の写真 : 以前、宇都宮にある実家の庭から撮影した入道雲
夕日に照らされ夕焼け色に染まった入道雲は趣があって絵になりますね。
遠くから眺めている分には綺麗な入道雲ですが、ひとたび宇都宮で雷が大暴れした場合、シャレになりません。
高い建物の無いひらけた場所を通り道とされる方は落雷の被害に遭う確率が高いので雷の鳴っている時には
特に注意が必要です。
新幹線の高架下、歩道橋の下、陸橋の下などに逃げ込めるようなら、雷が通り過ぎるのを待つのが賢明です。
上の写真 : 宇都宮市内岩曽付近の農道
宇都宮は街の中心から車を少し走らせるとひらけた場所がたくさんあります。
中には電柱すら立っていない道もありますのでこういった道は落雷に遭う危険度が高いと言えるでしょう。
◇ 雷雲漂う雷都宇都宮
先日雷の音が聞こえたので窓から外を眺めたら、上空にのみ暗い雷雲がかかっていました。
部屋の窓から急いで撮ったので電線が写り込んでいますが、雰囲気は判るかと思います。
上の写真 : 雷雲漂う宇都宮 (2009/07/27 撮影)
雷鳴と共に、みるみるうちに暗くなります・・・まるで皆既日食のようw
遠くには真っ白な入道雲と空が見えるのに上空だけ暗い雲に覆われていますw
夏場雷が多く発生する宇都宮でも、あまり見る事がない光景かもしれません。
上の写真 : 遠方に見える青空と入道雲(拡大)
すこし見にくいので画像を拡大してみました。
遠方の明るい空と雲、上空の暗雲と付近の暗さのギャップが激しい・・・。
タイトルが思い出せませんが、ハリウッド映画でUFOが地球に攻めてくる際に、空に暗雲が広がるシーンを彷彿と
させる光景ですねw
今回は荒れそうです・・・
雷が来る度に毎度の事ですが、家電製品を落雷被害から守るべく、クーラーやパソコン等のコンセント類を
引き抜きにかかりますw
※家電製品の雷対策の話は「雷都宇都宮での落雷による家電製品の故障と節約」に掲載してあります。
その後は想像通りで、遠方に見えていた青空や白い雲はすぐに暗い雲に覆われて見えなくなり土砂降りの雨・・・
雷光が見えてから1秒後位い後に、「スパーーンッー」いう雷鳴が聞こえます。
この音の感じからすると、今日の雷は比較的近いとこに落ちているようです^^;
1時間程度で雨も小降りとなり雷鳴も小さくなり峠は越えたようですが・・・この天気の急変ぶりには焦ります。
梅雨明けの発表があったものの、雨の日も多く梅雨のような天気が続きますが、雷都宇都宮を感じさせられた
一日でした。
後からニュースで見て知ったのですが、同日(2009/07/27)群馬県館林市では竜巻が発生したようです。
落雷はまだいいとしても、竜巻に巻き込まれて住宅や車に被害が及ぶのは勘弁して欲しいですね・・・>_<
◇ 入道雲の写真 その他 1
仕事の都合で栃木市方面に出掛けたのですが、帰り際宇都宮方面に見えた入道雲らしき雲を手持ちのデジカメで
撮影してみました。
上の写真 : 宇都宮方面に見えた入道雲 (2009/07/30 栃木市郊外にて撮影)
右の写真は薄い雲に阻まれ視界を遮られていますが、その向こうにもくもくした雲が切れ目から顔を覗かせて
います・・・宇都宮方面の天候は崩れているかもしれません。
上の写真 : 徐々に暗く
車を宇都宮方面へと走らせ壬生付近まで帰ってきたのですが、案の定、暗くなってきました。
遠目からは日に照らされ白く綺麗に見える入道雲も近づいてみると、当然ながら雲の下はどんよりしてますw
やはり遠目から見るのが一番ですね^^
その後・・・雷は鳴らなかったものの、宇都宮環状道路付近で土砂降りに遭いました。
水捌けの悪い道路に水が溜まり始め、対向車が跳ね上げる水を被りながらの車での帰途・・・
車が汚れるから勘弁して欲しい・・・>_<
◇ 入道雲の写真 その他 2
自宅から外を眺めたら入道雲らしき雲を発見。
上の写真 : 夏らしい眺め (2009/07/29 宇都宮市内にて撮影)
比較的近い位置に浮かぶ入道雲。
案外入道雲の全体像を適度に近い距離で見掛ける機会って少ないんですよね。
偶然見掛けたとしても、あっという間に薄雲に覆われてしまう事が多いし。
上の写真 : 栃木市内で見かけた入道雲 (2010/08/18 栃木市内にて撮影)
こちらは宇都宮市よりも南に位置する栃木市から宇都宮方面(北西)に浮かぶ入道雲を撮影したもの。
栃木市から眺めてこのサイズに入道雲が見えるという事は、壬生寄りの地域上空に浮かんでいる入道雲かな?
雲って距離感が掴み難いんですよねw
青空と白い入道雲のコントラストがいい感じに撮れました。
なんとなく夏場に放送される清涼飲料水のCMを思い起こされます。
上の写真 : 栃木市内で見かけた入道雲 (2010/08/18 栃木市内某店舗の屋上にて撮影)
こちらの写真も同じく栃木市内の某店舗から宇都宮方面(北西)を撮影したもの。
少し高い位置からの撮影の為、電線やビルなどの建造物が写り込まなかったのでいい感じに撮れました。
上の写真 : 栃木市郊外で見かけた入道雲 (2010/08/24 栃木市郊外にて撮影)
この写真は大平町周辺での撮影。
◇ 入道雲の写真 その他 3
上の写真 : (2010/08/25 栃木市藤岡近辺にて撮影)
栃木市街地よりもさらに南にいちする藤岡近辺にて撮影した写真です。
距離が遠いせいか入道雲が小さめ。
左の写真 : (2012.08.16 栃木市付近にて撮影)
右の写真 : (2012.08.16 藤岡から筑西方面を撮影)
青い空に白い雲・・・これで海があれば・・・と思うが海が無い栃木県・・・^^;
2012年も猛暑が続いて、車で移動する機会の多い仕事柄、暑さが堪えます。
上の写真 : (2012.08.07 岩舟町付近にて撮影 小山方面に浮かぶ雲)
真っ青な空をバックに真っ白な雲とその下に見える暗雲。
白い雲と黒い雲は同じもので光の遮られる程度で色が違って見えるものだと、以前テレビ番組で聞いた記憶がありますが
とても同じものとは思えませんね・・・。
上の写真 : (2012.08.22 西方付近の農道にて撮影 鹿沼方面に見える雲)
西方付近から見て、これだけ小さく見えると、鹿沼から日光上空に浮かぶ雲かな?
上の写真 : (2013.09.01 栃木市運動公園の駐車場にて撮影 西方方面に浮かぶ雲)
見晴らしも良く、程よい距離に入道雲が良く見えたので思わず写真に収めてみました。
雲だけのアップだけだど、スケール感が感じられないので、スケール違いで3枚掲載してみます。
入道雲の全体が見える時は距離もあるせいか、案外自分がいる場所は大荒れにならず、周辺が大荒れの天気になる事が
多いのですが、今回も例に漏れず、そういったパターンで、雨が降るものの思っていた程荒れませんでした。
◇ 入道雲と呼ぶにはまだ早い、夏っぽい雲の写真
入道雲と呼ぶにはまだ早い段階の雲かもしれませんが、夏っぽい風景だったので車を停めて撮影してみました。
左の写真 : 風力発電と雲 (2011/07/10 栃木市周辺にて撮影)
右の写真 : 民家と雲 (2011/07/10 栃木市周辺にて撮影)
もくもくっと湧き出てきた雲。
左の写真 : 2011/07/12 撮影
中の写真 : 2011/07/14 撮影
右の写真 : 2011/08/04 撮影
何れも栃木市周辺にて撮影した雲の写真です。
この程度の雲でも、あれよあれよという間に発達して雷鳴が轟き始めるのが栃木県の雷の怖いところ・・・^^;
宇都宮市に比べると栃木市中心部は案外雷が反れてくれるような気がします。
でも・・・山が迫っている鍋山、星野、大柿、西方の方は雷が酷いようですね。
夏の栃木市は天気が良い日だと、西方・宇都宮・壬生(北〜北西)、小山(南西)、埼玉方面(南)、鍋山、星野(西)の
どこかに入道雲らしき雲が浮かんで見えるので離れた入道雲を撮るにはいいポイントなのかもしれませんw
宇都宮市内中心部で入道雲の写真を撮ろうと試みても、上空で急激に発達する事も多く近すぎる為、入道雲の全体像を
捕らえる機会が少ない気がします。
漫画の中で夏の描写に出てくるような、夏の入道雲の写真を撮りたいものですが中々難しい・・・。
上の写真 : (2011/08/06 岩舟町付近で西方町方面を撮影)
低い雲と高い雲・・・天気が荒れそう。
上の写真 : (2011.09.06 栃木市付近から西方方面を撮影)
夏も終わりの時期に撮影。
上の写真 : (2012.07.26 栃木市にて撮影)
近づいてきた入道雲らしき雲を背に日の差し込んだところを撮影してみましたが、ちょっと判りにくい写真になってしまいました。
上の写真 : (2012.08.23 栃木市にて撮影)
異常気象なのかな?
なんとなく南国っぽい雰囲気に見える一枚。
上の写真 : (2012.08.24 栃木市にて撮影)
猛暑が続く2012年ですが8月も終盤に差し掛かり始めると、どことなく秋の気配。
高いとこに浮かぶ雲が目に付くように。
いつの間にか虫の音も聞こえるようになっていました。
上の写真 : (2012.08.25 栃木市にて撮影)
西方方面に沸き始めた雲。
山が迫っている場所で入道雲は発達しやすいと言われますが、西方エリアは酷い雷に見舞われる事の多い地域の一つです。
上の写真 : (2013.06.22 栃木市にて撮影)
低空にたなびき始めた雲。
このまま地面に雲が伸びたら竜巻になりそう。
数分間、経過を見ていたのですが雲が地面に伸びる事もなく、その後は雷は鳴らなかったものの叩きつけるような雨でした。
上の写真 : (2013.07.07 西方町から栃木市方面を撮影)
遠く見えた雲。
この日は猛暑でしたが、運良く降られませんでしたが遠くの空には荒れてそうな雲が浮かんでました。
距離はありそうだし、藤岡よりも南の方かな?
上の写真 : (2013.08.20 栃木市藤岡町石川付近から小山方面を撮影)
急速に発達した雲。
あの雲の下は土砂降りなんだろうなぁ。
上の写真 : (2013.08.20 栃木市藤岡町石川付近から小山方面を撮影)
上の段に掲載している写真から、少し時間をずらして取った写真。
雲はあっという間に表情を変えるから面白い反面、なかなかいいショットが取れにくいものです^^;
◇ 台風接近時に撮影した雲の写真
上の写真 : (2011/09/04 岩舟町付近で撮影)
例年の夏に見られるような夕立前の雲ではなく、台風接近時に撮った雨雲です。
通常、台風というと関東接近時には通過速度も上がりあっという間に過ぎ去ってしまうものですが、珍しく今回の台風は
歩みが遅く広域に長雨を降らせました。
台風の影響で流れ込んだ湿った暖かい空気の影響で局地的な雨を降らせた厄介な台風でしたが、ここ岩舟付近にも低め
ではありますが山があり、雲の発達するポイントとなっています。
台風の影響とは言え、湿度が高くてかなり不快な日でした・・・。
◇ 入道雲の写真 その他 携帯で撮影した入道雲の写真
本当はデジカメで写真に収めたかったんですが、持ち出してなかったので携帯で撮った入道雲の写真です。
上の写真 : 少し離れた場所に浮かぶ入道雲
日中、青空をバックに見える入道雲もいいのですが、個人的には夕焼けに照らされた入道雲が一番好きかも^^
上の写真 : 宇都宮市方面に見えた入道雲 (栃木市にて2010年7月末撮影)
あの雲の下は荒れてそう・・・^^;
大きな入道雲でしたが距離がありそうだし、栃木県の北部か福島県あたりかな。
昔を思い返して
私が小学生の頃は、学校に通う平日に雷警報が発令されると授業が打ち切りになって家に帰される事が度々あり
ました。
下校途中に黒い雲が見え始め雷鳴が聞こえると駆け足で家へと急いだものです。
祖母には下校途中に雷がひどくなったら「通学通路沿いの家にどこでもいいから逃げ込んで、事情を説明して雨宿り
させてもらえ」と、夏場になるとよく言い聞かされていましたが、幸いにも実際に逃げ込んだ経験はありませんでした。
また、天気予報が毎回当たる筈もなく、下校時刻になって家に帰ろうとしても激しい雷と土砂降りの雨に見舞まわれて
帰る事が出来ずに校舎で足止めをくらった事が何回あった事やら・・・^^;
校舎の出入り口付近で雷に怯えて帰れずに泣いているも子もいましたが、これもまた雷の多い宇都宮ならではの光景
だったのかもしれません。
強い日差しに焼けたアスファルトや乾ききった地面に大粒の雨粒が落ち始めると、周囲は雨に濡れた匂いがたちこめ
毎年この匂いを嗅ぐ度に夏を感じていました。
今の子供達も同じような事を感じているのかな・・・
雷についての捉え方
ここ宇都宮では雷の話題になると「雷は怖い」、「家電製品が壊れるから嫌だ」といった意見のほかに「雨が降らないと
農作物が困るから雷が来るのはありがたい」、「雷が過ぎれば少し涼しくなるから、来て欲しい」といったように雷に対し
肯定的な意見を意外にも多く耳にします。
極端な意見になると「雷様がこなくちゃ夏じゃない!」、「雷がくるとワクワクしない?」、「下手なアトラクションよりも
迫力があるよね」、という前向き(?)な意見などもありましたw
夏場恒例の雷に地域に住む住人が生活の一部として馴染んでいるといったとこでしょうか。
私自身、一時期ですが栃木県を離れ福岡県と埼玉県に住んだ時期があります。
いずれの地域も、住んでいる人達の雷についての捉え方は比較的ドライで「悪天候」、「怖い」、「濡れるから嫌」と
いったマイナスイメージを持つ感想が多かった記憶があります。
些細な違いではありますが、地域によって雷に対する捉え方も微妙に異なるものです。
簡易補足 雷と雲の用語
ここでは雷と雲の用語についての補足説明を掲載しています。
◇ 簡易補足 雷に関する用語
雲間雷 … 雲の中での放電。稲妻が地表に落ちずに雲の中で稲妻が光る状態。
対地雷 … 地面に稲妻が走る、いわゆる落雷の事
雷 … 稲妻(光)+雷鳴(音)を含んだ気象現象そのものをさす。
稲妻 … 落雷や雲間雷発生の瞬間に見える放電による光の束の事
稲光・雷光 … 雷の光
雷鳴 … 雷の音
幕電 … 雷雲自体が稲妻によって白く光る状態。
距離が遠い為に極端に雷鳴が遅れたり、雷鳴が聞こえない事もある。
◇ 曇に関する用語
積雲(綿雲) …晴れた日に発生するもこもこした綿菓子のようにみえる雲。
雄大積雲(入道雲) …積雲が発達し大きくなったもの、にわか雨(雪)を伴う。
積乱雲(雷雲) …雄大積雲が発達し、激しい雨(雪)、雹、雷などを伴う。
※一般的には雄大積雲(入道雲)と積乱雲(雷雲)の区分けがあいまいで、混同されている事が多いようです。
※当サイトでも厳密な区分けはしてないのでご了承下さい。
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