雷に伴う集中豪雨から車の冠水被害を避け、余計な修理代を抑え節約する
当サイトでも多く触れられている通り、ここ宇都宮では夏場雷が多く発生しますが、酷いのは雷だけでなく雷に伴う集中豪雨
によって道路が冠水する事態が度々起こっています。
局所的に低い場所、水捌けが悪い場所では雷に伴う集中豪雨によって道路が短時間で冠水する事があり、そういった冠水
した道路に無理して車を走らせると思わぬ事故や故障の原因になります。
このページでは夏場雷の多発する宇都宮で発生する事のある道路の冠水と、冠水被害などによって余計な修理代をかけ
ない車の運転についての話題を掲載してみたいと思います。
車を運転中に遭遇すした冠水箇所は急がば回れ
私自身、車で移動中激しい雷雨に遭遇し、上下線とも冠水した道路に直面した事が今まで何度となくあります。
そういった状況に遭遇した場合は、焦らずに車のハザードランプを点灯させ車を道路脇に停めて安全を確認した上で
Uターンし、多少遠回りになって時間が多くかかっても迂回するようにしています。
僅かな手間と時間を惜しみ、迂回せずに冠水した道路にいたずらに突入すると思わぬ損害を被るやもしれません。
車の冠水の程度にもよりますが、エンジンに水が入るとエンジン交換の場合もあるようです・・・
エンジン交換となると、車の車種や年式によっては買い換えた方が安上がりになる場合もありますので、高額な出費に
なりかねません。
エアフィルターやプラグの交換程度で車の調子が戻れば運が良い方だと言えます。
余計な出費を出さない為にも、冠水には充分注意しましょう。
◇ 冠水被害の危険信号
勾配を感じない平らな道路を走っているのにも限らず水が溜まりはじめ、車を走行していて自分の車が水飛沫を大きく
跳ね上げたり、対向車が跳ね上げた水飛沫を自分の車が被るようになると要注意。
雨の降り具合と場所によっては、低く水捌けの悪い場所に雨水が流れ込み、道路全てが水に浸ってしまうケースもあり
ます。
◇ はじめて通る道は特に注意
普段通り慣れている道であれば集中豪雨の際に、どの辺りにどの程度水が溜まるかあてがつくのですが、初めて通る
道での予測が付き難く、どの程度水が溜まっていて深さがあるのか運転席からの視界だけでは非常に判断し難いもの
です。
◇ 水の溜まりやすいアンダーパス
特にアンダーパスと呼ばれる掘り下げ式の地下道を用いた立体交差となっている道路では構造上短時間で冠水する
事があり、溢れ出した雨水が低い位置にある地下トンネル内へと流れ込み、車が通れない程水かさを増している事も
あります。
上の写真はJR宇都宮線の下を通る県道1号線のアンダーパス部分の様子です。
この道路はJR宇都宮駅をはさみ駅の東西を結び地域にとって主要な道路の一つで、石井街道、水戸街道などとも呼ば
れている道です。
道路の側面には冠水被害対策として水位の目印となるペイントが施されるようになりました。
鹿沼市で起きた集中豪雨による冠水した道路での死亡事故以降、水位の目印はこの場所だけではなく宇都宮市周辺の
あちこちに点在するアンダーパスで見掛けるようになりましたね。
◇ 車の底面の高さと、マフラーの位置
車種によって地面から車の底面、マフラーまでの高さは様々です。
仮に先行している車が冠水した道路を通れたとしても、自分の運転する車が通れるとは限りません。
◇ 勢い良く冠水した水の中に進入すると
スピードを出したまま冠水した区間に進入すると、水を跳ね上げエアフィルターを濡らしてしまう事があります。
エアフィルターが濡れてしまうと空気の通りが悪くなり、エンジンが掛からなくなる場合があるので注意しましょう。
また、ハンドルを取られてしまう事もあります。
◇ 走行中は問題なくても
冠水した道路に進入し車が問題なく走る事が出来るように見えても、冠水した道路内にある信号などで車が停止した
際に冠水した水が波となってマフラーを襲いエンストしてしまう事があります。
最悪の場合、エンジンが掛からずに冠水した水の中で車が立ち往生する事も・・・>_<
◇ 視界の悪さ
雨脚が強く、車のワイパーを最速にしても前方が見えない場合には、冠水被害以外にも自爆、もらい事故などに巻き込ま
れる可能性があります。
当然の事ですが、自分の運転する車と同様に、前後を走る車にとっても視界の悪さは同じです。
◇ 冠水の中エンストしてしまった車
以前宇都宮市内で見かけた車の冠水の話しです。
夏場、雷が大荒れになり叩きつけるような雨が続き水がいたるところで溢れ、そんな中冠水した道路を無理に突き進もうと
した小型自動車がいたのですが、徐行しながら冠水した道路に突入したものの、思いのほか水かさが高くなっていたようで
冠水した道路途中でエンストし立往生していました。
エアフィルターが濡れ空気が通らずにエンストしたか、マフラーから水が入ったのでしょう・・・
車のドア底部の継ぎ目のあたりまで水に浸かっていたので、車内では足元付近にまで水が入っていたかもしれません。
その車に乗っていた方は運転を諦めて車を降り、どこかに電話をかけていたので、車に閉じ込められるような事はあり
ませんでしたが、実際に栃木県内では車の冠水による被害に遭い、車内に閉じ込められ亡くなられた方もいます。
ある程度の高さまで水位が高くなると水圧により車のドアが開けられなくなってしまうようですね・・・>_<
出来ることなら、いざという時すぐに使えるように緊急脱出用のハンマーを車内に常備しておきたいところです。
以上の話しを参考に、冠水、視界の悪さなど、不安を感じた時点で安全な場所に車を停め、豪雨と溢れた水が引くまで休憩
するか、面倒でも迂回するようにしましょう。
一般乗用車の場合、道路沿いの縁石が水没している場合の走行はアウトだと聞きます。
世の中にはマニュアル車に乗りヘッドライトが水没するほどの水の中をローギアでエンジンの回転数を上げ、波を立てないよう
ゆっくりと通り抜けたなどという強兵もいるようですが、私にはマネ出来ません・・・^^;;;
迂回やUターンの僅かな手間を惜しみ、冠水した道路に勇猛果敢に突入すると後々高く付く可能性があります。
汚水を吸い込みエンジンを故障させ余計な修理代が掛からないように気をつけて運転しましょう^^;
半地下ガレージの冠水被害の話し (おまけ)
車の冠水被害の話しついでに住宅の冠水被害の話しを掲載してみます。
私は以前数年間だけ埼玉県に仕事の都合で住んでいた事があるのですが、当時、私の住んでいた地域周辺は水捌けが悪く
大雨になると、たびたび水が溢れていました。
普段生活しているぶんには、格段低い土地のようには見えないのですが、ひとたび大雨に見舞われると、どこからともなく
水が流れ込み、家の前の道路に出ると膝まで水に浸かるといった冠水被害が年に1〜2回起きるいった酷い地域でした。
雨の降りが激しい時にはマンホールの隙間から水がジャバジャバと溢れ出ていたので、今考えると道路の下に埋設されている
下水路の構造にも水が溢れる原因があったのかもしれません。
私はマンションの3階に住んでいたので自分の部屋が水に浸かるといった事はありませんでしたが、近所に悲惨な一戸建ての
家があり、埼玉県から地元の栃木県に引っ越した今でも雷雨に見舞われたり大雨が降るたびにその悲惨な一戸建ての家を
思い出します。
その悲惨な家とは・・・半地下のある3階建ての家です。
その家に住んでいる方が中古で購入した家なのか新築で建てた家なのか今となっては判りません。
半地下部分はガレージになっており、当然道路に比べ低く、道路からガレージに向けて坂を下って車を停めるといった造り
でした。
年に1〜2回くらいのペースで水が溢れ、道路に出ると膝まで水に浸かる状況になるこの地域で半地下のガレージ・・・
水が膝まで溢れると、車道どころか縁石は水没し見えなくなり、一段高くなった歩道まで水を被る事になります。
当然溢れた水は車道と歩道に収まりきれずに低い場所に流れる事になりますが・・・その先にあるのは半地下のガレージに
繋がるコンクリートの下り坂。
雷雨などで大雨が降り道路に水が溢れるたびに半地下のガレージに水が流れ込み水没・・・
深いところでは水深が1メートル半くらいはあったでしょうか。
天候が回復し道路から溢れていた水が引いても、半地下のガレージからは土色の水が引きません・・・ ;_;
家族総出でバケツリレーを行いガレージに溜まった水を汲み出している姿を遠目から何度となく見かけましたが、かなり悲惨
な状況です。
以前は半地下のガレージに車が停めてあるところを何度も見掛けたのですが、たびたび起こる冠水被害に、流石に車を停める
事を諦めたのでしょうか・・・離れた場所に駐車場を借りたのだと思いますが、いつしか半地下のガレージに車が停まっている
ところを殆ど見かけなくなりました。
考えてみれば、留守中の大雨を経験する度に車を修理に出したり買い換えていたのではやってられませんから、ガレージに
車を停めなくなるのは当然と言えば当然です・・・>_<
家の半地下部分が頻繁に冠水する事自体、素人目に見ても家にとっていい事だとは思いません。
たびたび外壁に水が染み込んでいては建材の痛みが進行し、家自体の耐久性にも問題が出てきそうです。
欠陥住宅である事を理解、納得した上で格安で手に入れた住宅であればまだ納得できますが、知らずに中古の住宅を購入
したとか新築でローンを組み建てた家となるとシャレにならない状況です。
知らない土地に建つ中古物件を購入する場合や新築で家を建てる場合、現地を見に行くだけではなく、現地に住む住人から
一年を通しての話を聞かないと、金額が大きいだけに後悔してもしきれない買い物になりかねません。
冠水被害以外にも、風が強く乾燥した日には畑の土埃が空を染めるほど舞い上がり外で洗濯が出来ない不便な土地もある
といった話しも知人から聞いた事がありますが、知らない土地に住宅を買い求められる際には充分調べてから決断しましょう。
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