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雷都宇都宮での落雷による家電製品の故障と雷対策

   ここ宇都宮で夏場になると心配なのが雷です。

   私自身、雷が原因と思われる家電製品の故障を何度か経験しました。
   単品の故障ならまだいいのですが、落雷が原因による故障の場合、最悪、テレビ、パソコン、エアコン、冷蔵庫、AV機器、
   等々、家の中に置いてある家電製品の多くが一度にまとめて故障してしまう可能性があり、雷の多い宇都宮では実際に
   そういった被害に遭ってしまった人の話しをよく耳にします。

   ここ北関東では夏場、雷が猛威を振るう地域ですので、長く住んでいる方は夏場、出かける際にはコンセントを抜いて
   から出かける、といった予防策を取っている方が多いようです。
   雷の少ない地域にお住まいを持ち、落雷の被害に遭った経験の無い方からすると、雷の為にいちいちコンセントを
   抜いたりするのは面倒だと思われるかもしれません。
   このページではあくまでも、夏場多発する雷によって発生する家電製品の故障被害をいかに避け、予想外の修理費に
   伴う出費を抑え、節約するか・・・という考えに基づき私の行っている雷対策を掲載しています。 

   宇都宮市はこじんまりとした街で、市街地から少し車を走らせると、田んぼが広がり見通しが良くひらけた場所が見えて
   きます。
   緑が多く、里山もあり自然豊かな地域ですが、雷の被害に遭う確率は市街地よりも郊外のひらけた場所の方が高いと
   聞きますので、そういった環境にお住まいのある方は雷に対する注意が特に必要です。

   宇都宮市近郊によく見られる里山

   上の写真 : 宇都宮市近郊によく見られる里山。

   宇都宮の雷の話し全般については雷都ページに記載してありますので興味のある方は『雷都』ページへどうぞ。

   雷によって家電製品がまとめて故障し使えなくとなると、家計にはかなりの痛手となります。
   僅かな手間で落雷による故障を回避出来るのならば、日頃から雷に対する対策を取っておきましょう。

   雷による故障を避けられれば、不意の修理代が浮き、結果、かなり額の節約に繋がります。

   余談ですが、以前、知人のノートパソコンが雷により壊れ、メーカー修理に出して見積もりをもらったところ・・・
   8万円近い修理見積もりが送られてきたという話しを聞きました・・・。出来れば避けたい額です。>_<

   ここでは私が行っている雷対策を掲載してみます。
   基本的に私は、「なるべくお金をかけずに自分の手間で出来る雷対策を」、といった考えで雷への対策を考えています。
   基本はケーブル類の抜き挿しで対処していますが、下記の通り保険的意味合いを兼ねて一部安価な雷サージ対応製品も
   取り付けています。

     コンセントを抜きたい状況になってもコンセントがぐちゃぐちゃになってどのコンセントがどの機材に繋がっているのか
     判断出来ないタコ足配線になっていては、イライラしますので電源ケーブルまわりは極力整理するようにしています。
     用途別にコンセントを電源タップに振り分けておけば抜き挿しの手間も省け効率的に対処出来ます。

     電源タップの中には挿してあるコンセントの電源を一度にまとめて落とせるスイッチや、差してあるコンセントごとに
     個別にスイッチがついているものがありますが、私の場合、雷対策の為に電源を落とす必要性に迫られた時には
     スイッチを切るのではなく、電源タップの元のコンセントを外すようにしています。

      一応、家の大まかな例です。

      例 2F) パソコン関係、2つの電源タップに集約
         自室の電源タップA) パソコン本体、モニター、プリンタ、MO、LAN用ハブ、HD、スキャナ
         自室の電源タップB) USBハブ、外付スピーカー、その他 

      例 1F) AV関係
         応接間の電源タップ) ステレオ、DVDプレイヤー、ビデオデッキ、プレステ

         ※テレビだけは壁のコンセントに直接挿してあります。
         多少雷が鳴っていてもテレビだけは見たい時もあるのでw


      ※文章だけだど解りにくいので2Fのパソコン周辺の電源タップについて図にしてみました。

     2階パソコン周辺の電源コンセント

     ちなみに、パソコンまわり用に使用している2つの電源タップは雷サージ機能付きのものを使用しています。
     後述していますが、サージ機能がついていても万全ではないので、雷が予想される場合は電源タップ自体の
     コンセントを抜くようにしています。

     余談ですが、以前使っていた電源タップは使用中に突然パチッという音がして・・・電源スイッチ部分のプラスチックが
     割れ、はじけ飛んで壊れてしまいました。
     オンの時にはオレンジ色にライトが点き、オフにすると消えるといった仕様のものでしたが、壊れた後はライトも点いて
     無い状態だったのですが・・・これがもし不在時に起き、そのままの状態で放置されていたとしたら・・・と考えると怖い
     ですね。
     最悪の場合、出火し火災に繋がりそうです。
     買ったばかりでもなかったですが、2年くらいしか使わず壊れてしまうとは・・・。
     埃も積もってないし、特別ワット数を使うような家電製品は使ってなかったんですけど・・・ショートだったのかな。
     それ以来、Eから始まる社名の廉価版電源タップは信用していません。(一応社名は伏せておきます)

     雷サージ(雷により発生する異常高電圧、異常大電流)による被害に遭うリスクを減らす為に、コンセント型の
     機器をいくつか取り付けています。
     最近の電源タップには雷サージ対策機能を備えた商品も多数あり、価格もお手頃なので上記1)の話しついでに
     電源タップの購入を考えている方は雷サージ対策機能付きの商品を揃えておいても良いかもしれません。

     ただし、雷サージ対策機器を取り付ければ効果はあるものの、雷の被害に絶対遭わないといったような万能な
     機器ではありません。

     雷による被害を食い止める一番効果的な対処は、外部から宅内に入る電線、電話線、アンテナ線等と各家電製品の
     物理的な接触を断ち切る事です

     私の場合、雷サージ対策機器の取り付けは、重要度の高い家電製品に対し、あくまで保険的な意味合いを考えて
     取り付けており、後述の通り、電源コンセント、LANケーブル、アンテナ線の抜き挿しとの併用で雷により受ける被害を
     コストをかけずに最小限に防いでいます。

     雷サージは主な経路として電線、電話線、アンテナ線から宅内に入ると言われていますが、最近ではインターネットの
     普及に伴い、インターネット接続に使用するモデム経由でLANケーブルに入り、パソコンを故障させてしまうケースも
     増えています。
     保険的な意味合いであるにしろ、資金に余裕があれば電源コンセントまわりだけでなく、アンテナ線、LANケーブル、
     電話線まわりにも雷サージ対策機器を取り付けておきたいところです。


     NOATEK雷ガードNE−222(後日リコールに該当)   NOATEK雷ガードNE−222(後日リコールに該当)の取り付け後


     左の写真 : 某電気店で見掛け購入したお手頃価格の雷サージ対策商品、NOATEK製のNE−222。
              価格は約600円程度でした。
     右の写真 : 開封後、早速、電源コンセント挿し込み口に取り付けてみたところ。
              写真ではランプが赤く見えませんが、実際には赤く光っています。

     落雷による機械の故障リスクも一段階減るかな・・・などと思いつつも暫くこの商品を愛用していたのですが、ある日の
     ニュース番組の中で流れた映像に見慣れた商品の映像が・・・^^;;;
     どうやらNOATEK製(株式会社ノア)の雷ガード「NE−222」と「NE−888」の2製品に不具合が発生しリコールになった
     様子・・・。
     雷ガードが発火し火災が起きる事故が発生しているとの事なので公式HPで確認の上、該当の製品をお持ちの方は交換の
     手続きをされた方が良いでしょう。
     「NE−222」は「NE−111」に、「NE−888」は「NE−888改」に無料交換されるようです。

     公式HP : 雷ガード不具合につき無料交換のお知らせ (PDF) (NOATEK


     不具合のニュースを知り取り外したNOATEK雷ガードNE−222   NOATEK雷ガードNE−222がリコールに該当

     上の写真 : 自宅で使用していたNOATEK製のNE−222がリコールに該当

     「NE−222」と「NE−888」の全商品がリコールではなく、裏面に黒インクで刻印されている4桁の数字中の下2桁に
     よってリコール品と正常品に分かれるようですが、公式HPの情報を参考に自宅の製品を調べてみると見事に該当^^;
     面倒ですが、後で郵送しなくては・・・>_<

     時間を見つけリコール品の郵送手続きを行ったのですが暫く経ってから「雷ガード交換品発送遅れのお詫び」という葉書が
     送られてきました。
     交換品の生産が交換に追いつかず、予定では4月下旬の発送になるとの事。
     特定のロットが無料交換になるとは言え、販売個数が「NE−222」で122万個、「NE-888」で30万個、2商品で合計152
     万個も販売された商品のようだしメーカーさんも対応に追われ大変そう。

     リコール品を郵送した事自体忘れていた頃になって代替品が届きました。

     NE−222の代替品として送られてきたNE−111   NOATEK雷ガードNE−111(リコールによる代替品)の取り付け後

     上の写真 : 「NE−222」のリコール代替品として送られてきた「NE−111」

     送られてきた封筒の中にはお詫びの文面とリコールによる代替品が2個、そして郵送に使用した切手が1枚。
     早速製品を開けて取り付けてみる事に。
     元々家で使用していた「NE−222」に比べると「NE−111」はコンセントの脇に膨らんだ部分の厚みが少し増した
     ようです。
     これで今年の雷も凌げるかな?^^

     文章だけでは解りにくいので、屋外から宅内に各線が入る経路を図にしてみました。

     宅内に入った各線(電線、電話線、アンテナ線)

      ※上の図はあくまでも一例で簡素化した流れで描かれており、各線の配線は家によって様々です。
        家によっては電話線が直接、お茶の間に一本通されているだけの場合や、アンテナの分配器が天井裏に取り付け
        られている場合などもあります。
        上の図では屋外から入ってきた電話線、アンテナ線と、各部屋に伸びる電話線、LAN配線が階段下等によく
        見られる収納スペースに集約され、インターネットはケーブルテレビ回線を使用するといった配線例で描かれています。

        上の図を見て頂ければ、屋外から宅内に入る電話線、アンテナ線、電線等の各線が壁の中を伝わり各部屋のパネル
        等に顔を出すまでの配線の流れが頭の中でイメージ出きるかと思います。

     雷対策として雷が鳴る度に家に備え付けられた分電盤にあるブレーカーを落としているといった方もおられるようですが、
     私の行っている雷対策ではブレーカーを落とすところまではやっておりません。

     分電盤を開けて各部屋に伸びた配線を確認しながら個別に分岐ブレーカーを操作して対処するなんてイライラしますし、
     ブレーカーのメインスイッチを落とすのは簡単ですが、雷が鳴っているとはいえ、流石に家中の電気が使えないのは
     不便この上ありません^^;

    〔1〕 夏場、外出する為に家を空ける場合

      仕事や買い物等で家を空ける際にはパソコン関連機材のコンセントが挿してある電源タップ自体のコンセントと
      LANケーブルは必ず抜いてから出かけるようにしています。

      外出中に雷が来たからといっていちいち家には帰れません。
      家に家族が誰か帰っていれば、家族に連絡を入れ頼むという手もありますが、家族は私以外家電製品が苦手
      なので、余計な手間と気苦労を掛けたくないので自分自身で落雷に対する対策を未然に取っています。
      家電製品が苦手な方にそういったお願いをすると、家庭内で雷が落ちる事にもなりかねませんw

      その年によりまちまちですが、梅雨入り前なのに夏を感じさせる陽気になる日が結構あり、雷の襲来を感じる
      日に出かける際には同様にパソコン関連機材のコンセントが挿してある電源タップとLANケーブルは必ず抜いて
      から出かけてます。


    〔2〕 夏場、外出する為に家を空ける場合で、なおかつ雷の予報が出ていた時

      上記〔1〕の手順に加え クーラーのコンセントを抜いておきます。
      更に、DVD、ビデオ、ステレオ等のコンセントが繋がる電源タップ自体のコンセントを抜いておきます。


    ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
    ※ 特に注意 【 下記〔3〕の雷対策について 】
    ※
    ※   雷が鳴り始めた初期段階での対処とは言え、危険が伴います。
    ※   参考までに私自身が行っている対策を掲載はしていますが、
    ※   どうしても行いたいという方は自己責任の上でお願いします。
    ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


    〔3〕 在宅中、雷鳴が聞こえはじめた場合。

      ひとくちに雷鳴が聞こえたといっても、音の大きさと外の雰囲気によって多少対処内容が変わります。
      この見極めは微妙な判断であり、長年この地域に住み雷を経験していると鳴り始めの段階で・・・

      「今日は雷が大暴れしそうな雰囲気だ」
      「それ程、酷くならないだろう」

      ・・・などと、ある程度、直感というか勘のようなものが働くようになります(笑)

      勘が当たる当たらないは別にして・・・雷が鳴り始めた初期段階での対処を参考までに掲載しておきます。


      ◇ 鳴り始め1) 雷鳴が聞こえはじめ、徐々に雷が近づいて来る様子が感じ取れた場合。

            このタイミングで重要度を高く考えているパソコン関連のコンセントが繋がる電源タップ自体の
            コンセントとLANケーブルはすぐに抜くようにしています。

      ◇ 鳴り始め2) 今日は大荒れになるかも?と鳴り始めの段階で感じた場合

            鳴り始め1)の対処に加えクーラーの電源コンセントを抜く
            DVD、ビデオ、ステレオ等のコンセントが繋がる電源タップ自体のコンセントを抜く。

            テレビを観ていない場合は、テレビの電源コンセントを抜いた上、壁にあるアンテナ口からアンテナ
            線を外す。


     壁のパネルにあるTVアンテナ挿込口     F型プラグ端子

     ※テレビのアンテナ線を外す頻度が高い場合はアンテナ線の先端をF型プラグにしておいた方が取り外しや挿込の
      手間を省けます。
      地上波デジタル対応放送をテレビで視聴されている場合、ネジ止め出来るタイプのアンテナ端子から、壁の端子に
      手軽に抜き挿しできるF型プラグに変更した場合、地上波デジタルテレビの視聴に必要な信号レベルを保てず
      特定のチャンネルが見れなくなる場合もあるので注意が必要です。


      ◇ 既に上空で雷が大暴れしている場合

            配線類は一切触りません。
            感電死はしたくないので、触らない方が賢明です。


      ※上空で雷がすでに鳴り始めている場合は特に危険です。
      ※また、雷がまだ遠いように感じても、いきなり近場に落ちる場合もあります。
      ※家から遠く離れた鉄塔などに落ちた雷が誘導雷により、電線、電話線、アンテナ線等を経由して宅内に侵入し
      ※感電してしまう危険性もあります。
      ※一番重要度が高いのは命です。


     宇都宮市郊外で見かけた送電線   NTTの屋上に建つ鉄塔
     ※クリックすると大きくなります。
      宇都宮市周辺で見かけた鉄塔。

     左の写真 : 郊外で見かけた送電線。
     右の写真 : NTTの屋上に建つ鉄塔。

     送電線には電気を流すために使われている電線以外にも架空地線という電線が一番上に架設されており、電気を
     送っている電線に落ちようとする雷から送電線を守ってくれているそうです。

   雷対策とは言え、家の中にある全ての家電製品のコンセントを全て抜いてられませんので、私の場合比較的単価の
   高い家電製品を雷による被害から守る事を考え、特定の家電製品に絞って考えています。

   その中でも最優先で考えているのはパソコンです。
   単価の高い家電製品を落雷の被害から守るのはもちろんですが、パソコンはテレビ等の家電製品と違い個人で
   打ち込んだデータが保存されていますので、いざ被害に遭った場合、シャレになりません。
   本当なら落雷による停電に備え、無停電装置も欲しいところです。
   無停電装置というと、以前は結構高価なものでしたが、ここ最近は価格も下がり1万円前後で買える商品も出ています。
   予算のある方でしたらおすすめしたいところです。

   少し話しが横道にそれましたが、 家電製品に対する重要度については人によって様々だと思います。

   一応、私の中での家電製品の重要度を大雑把に下に掲載しておきます。

     私の家電製品に対する優先度

       1 パソコン関連機材(本体、モニター、PRT、etc)
       2 クーラー
       3 テレビ、AV機材関係
       4 電話機、プレステ(最近使っていないので抜きっぱなしですが)
       5 冷蔵庫、無線ルーター

     冷蔵庫はそれなりに単価も高いのでコンセントを抜いてもいいんですが・・・雷が通り過ぎた後、コンセントを
     挿し込み忘れると悲惨な目に遭うのであえて挿しっぱなしです。
     電話機と電話線については、在宅中、雷鳴が聞こえた場合、自分に時間の余裕があれば抜く時もあります。
     無線ルーターは古い機種でそれ程高価な物でもなかったので、これまた挿しっぱなしですね。






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