中心市街地に位置し、昔から住人に親しまれてきた八幡山公園
今回は八幡山公園に立ち寄ってみました。
久しぶりに八幡山公園に足を伸ばしたのですが、私が小さかった頃遊びに来た記憶にある八幡山公園とはだいぶ
変わりましたね〜。
八幡山公園は宇都宮市の中心部に位置する公園で、市民にとって昔からの憩いの場として利用されてきた公園です。
園内には約5000本のツツジと830本の桜(染井吉野)が植えられ県内でも有名な桜の名所となっており、桜の咲く
シーズンには毎年多くのお花見客で賑わいます。
ここの桜は830本と数も多く見応えがあるのですが歴史のある公園だけあって桜の木には老木も多く、咲き具合に
勢いが少々欠けるのですが、お花見が好きな人にとってはそれがまた通好みの味わいなのかもしれませんw
上の写真 : 園内で見掛けた満開のツツジ(ゴールデンウィーク中)
そういえば昔祖母に聞いた話しでは八幡山公園には大砲が設置されていて、お昼になると時報がわりに空砲を鳴らし、
その音が随分と遠くまで鳴り響いていたそうです。 (諸説ありますが「半ドン」の語源)
大砲が置かれていた場所までは聞いた事がなかったのですが、園内のどの辺にあったのでしょうか・・・?
上の写真 : 八幡山公園内にあった展望台からの風景
八幡山公園は宇都宮市の中心市街地にある公園ですが、平地にある公園ではなく小高い山を利用した公園になっている
ので園内にある展望台から眺めは結構な高さ。
アドベンチャーUと昔あったプラネタリウム
八幡山公園には一昔前プラネタリウムがあって、小学生の頃に何度か星空を見に訪れた事があるのですが現在は
取り壊されてしまいました。
昔あったプラネタリウムは見晴らし台のある場所の北側付近だったと記憶しているのですが、この周辺は整地された
ようで見た目も変わってしまっており場所までは特定出来ませんでした。
ここにあったプラネタリウムは設備や展示室が随分と老朽化していたし取り壊されるのも仕方ないか・・・^^;
残念ながら取り壊されてしまった八幡山公園のプラネタリウムですが、現在では代わりに栃木街道沿いにある子供
向けの科学施設「わくわくグランディ科学ランド」(旧名:栃木県こども総合科学館)に新しくプラネタリウム施設が出来
たので宇都宮近辺に住む人はそちらの新しい施設でプラネタリウムを楽しめるようになっています。
上の写真 : 八幡山公園内 アドベンチャーU周辺
八幡山公園のプラネタリウムがあったと思しき場所は「アドベンチャーU」と呼ばれる遊び場に変貌を遂げ周辺には見晴台、
ローラー滑り台、ゴーカートなどが設置され、この周辺は緑も多く子供達が喜びそうな雰囲気です^^
そういえば、まだプラネタリウムが建っていた当時も周辺を古びたゴーカートが走っていた記憶があります。
上の写真 : アドベンチャーUにある見晴らし台などの遊具
わんぱく盛りの子供達が喜びそうな遊具。
小学校低学年くらいになれば安心して遊ばせられそうかな・・・^^
結構高さがある遊具なのでよちよち歩きの小さい子供には不向きっぽい感じです。
上の写真 : アドベンチャーUにあるローラー滑り台(春)
長い滑り台があったので子供を抱いて滑ってみました。
お花見ついでにアドベンチャーUに立ち寄った際のものなので季節がら周辺には満開に近い桜の木々^^
この滑り台は高さがあるので落ちないようにガード付きになっています。
底面の部分がローラーになった滑り台なので、下まで滑り降りると太股(ふともも)やお尻の辺りが血行が良くなり、
個人的にはちょっと苦手なタイプの滑り台かな・・・^^;
薄手のセーターを着て子供を抱きかかえながら滑ったのですが、滑るのと連動して私のアゴと抱いている子供の頭との
間で静電気がパチパチしてビックリ・・・>_<
このローラー滑り台はセーターなどの静電気が発生しやすそうな衣類は避けた方が楽しめるかもしれません^^;
上の写真 : アドベンチャーUにあるゴーカート
ここにあるゴーカートは1周(1回)につき150円で楽しむ事が出来るのですが、うちの子はまだ3歳になっていないので
今回は残念ながらパスする事に。
※小学校3年生(身長140センチ以上)から中学校3年生まで
※3歳から小学校2年生、身長140センチメートル未満は保護者同伴
上の写真 : アドベンチャーブリッジへと繋がる小高い丘(春)
アドベンチャーUから南側に見える小高い丘はアドベンチャーブリッジ(吊橋)へと繋がっています。
◇ 子供が水遊び出来る人口の小川
アドベンチャーU周辺を散策してみたところ、水遊びができる人口の小川がありました。
私が出向いた時期はまだ肌寒い季節という事もあって水は流れておらず、人口の小川や池は干上がっていましたが、
気温の上がる夏休み時期には放水されるようです。
小さい子供にとって、水遊びの出きる浅瀬はたまらなく楽しいんですよね〜
上の写真 : 八幡山公園内 アドベンチャーU周辺(夏)
上の3枚は夏休み少し前の時期に再度八幡山公園に出掛けてきた際に撮った写真です。
前回来た時には人口の川がカラカラに干上がっていましたが、今回は夏休みの直前でかなり暑い陽気でしたので
水が流れていました。
丘の上から水が流れ出し、階段脇の段になった水路へ水が流れ落ち、下に用意された小川へ、最後には池へと
水の流れが続きます。
小川のところで水深が2〜3センチ、最終的に水が流れ着く池のところで水深が10〜15センチ位い。
幼児を遊ばせるなら階段下にある小川部分がいいかな。
小川周辺には2〜3才の子供を連れた親御さんが何組かいて、子供を水辺で遊ばせてましたが、この日は気温が
30度を超えていた夏日・・・子供も気持ち良さそうでしたね。
緑に囲まれている分、蚊が多いようなのでこの周辺に夏場出向く際には虫除けスプレーを付けて行った方がいいかも
しれません。
上の写真 : ゴールデンウィーク期間中のアドベンチャーU周辺
この写真はゴールデンウィーク期間中アドベンチャーU周辺を訪れた際に撮ったものです。
流石にゴールデンウィークになると陽気もいいので人も多く、人口の小川周辺で水遊びしているちびっ子達が一杯です。
大きな熊蜂が何匹も飛んでいましたが、どこかに巣があるのかな?
アドベンチャーブリッジ
八幡山公園内にある2つの小高い山に架けられたアドベンチャーブリッジと呼ばれる全長150mの吊橋です。
これは私が小さかった頃にはなかったものですが、プラネタリウムが無くなって以降、八幡山公園も随分と様変わりしま
したね。
上の写真 : 二つの小高い山に架けられたアドベンチャーブリッジ
早速アドベンチャーブリッジと名づけられた吊橋を試しに渡ってみたのですが、想像以上に高い位地に吊り橋が架けられて
おり、結構怖かった・・・^^;
吊橋自体はしっかりとした造りをしているのですが、欄干の隙間が広めに感じたので小さい子供だけで渡らせるのはちょっと
危険かもしれません。
小学生くらいなら体も大きくなっているので落ちる事はないでしょうけど。
上の写真 : アドベンチャーブリッジの上から見た風景
左の写真は吊橋の上から市街地方面を撮ったものです。
大谷石を建材として用いた石蔵があるところが宇都宮らしいですね^^
右の写真は吊橋の上から北に向かい撮った写真です。
こんもりと茂った木々に隠れてこの位置から見る事は出来ませんが、左奥に宇都宮競輪の入り口があります。
私は競馬や競輪などの賭け事はまったくやらないので入った事はありません・・・^^;
八幡山公園にそびえる宇都宮タワー
アドベンチャーUと呼ばれる遊具のある小高い山からアドベンチャーブリッジを渡ったところに宇都宮タワーと呼ばれる
塔が建っています。
上の写真 : 八幡山公園にそびえる宇都宮タワー
デザインからして東京タワーを意識して建てられたような意図を感じますが、スカイツリーのようなタワーに建て替え
られるといった計画は聞きませんw
上の写真 : 宇都宮タワーの入り口近くにあった案内板
東京タワーからの電波を受信し、周辺に放送を提供してくれている重要な役目を担っている高さ89メートルのタワーで、
昭和55年に完成しました。
家でU字工事のお笑い漫才が見られるのは宇都宮タワーのおかげ・・・かな?
上の写真 : 宇都宮タワーにある展望室
塔には展望室が設けられ大人200円、中学生以下は100円で展望室からの眺めを楽しむ事が出来ます。
※市内在住または市内の学校に通学している高校生以下は無料との事。
化石山と呼ばれる事のある八幡山公園
八幡山公園と聞くと、お花見を連想される方が多いのですが実は化石が多く見つかり、一部の地元の人からは化石山と
呼ばれる事もあります。
化石山という呼び名はごく限られた人の中で使われていた言葉かもしれませんが、私も小学生の頃友人とハンマーと
ノミを持って八幡山公園に化石を採りに行った事があります。
以前は宇都宮タワーのある公園西側の斜面下りた所に小さな池があり、その更に西側に岩肌をむき出しにした小高い
丘があって絶好の採掘ポイントだったのですが、現在はお寺が建ち地形も均してしまったようで、記憶中にあった風景
とは随分と変わってしまっていました。
当時採れたのは貝殻の化石ばかりでしたが、ハンマーとノミを手にしての化石探しはまるで宝探しのようで幼心に楽し
かったという記憶が今でも残っています^^
上の写真 : 八幡山公園の某所で見掛けた岩肌
八幡山公園にお花見をしに出向いた際に化石の採れそうな岩肌を見掛けたので一枚写真に収めてみました。
写真では少々判り難いのですが桜の木の奥に岩肌が見えます。
手前には危険防止の為の柵が施されていて入れないのですが、子供の頃化石探しに訪れた際に叩いていた岩の質感に
似ている気がします。
今でも岩が剥き出しになっている場所があれば化石を見つける事が出来るかもしれませんが、ルーズだった一昔前とは
違うのでノミやハンマーを手に持ってカッチン、カッチンと園内の岩を叩き割っていたら、たぶん管理の方に注意される事に
なるかと思いますので止めましょう・・・^^;
◇ 子供の頃に楽しんだ八幡山公園での化石探しと飽きた頃に始まる悪ふざけ
子供の頃友人と連れ立って何度も訪れた八幡山公園での化石探しですが、最初は化石探しに熱中するものの時間が
経つと地味な化石探しに飽き始めて、他の事に目が行くようになります。
当時わんぱく盛りだった私達は、化石探しに飽きるとよく園内の南西側の池に立ち寄っていました。
上の写真 : 八幡山公園内の南西側にある池
特に冬場の場合、八幡山公園にある池には一面厚い氷が張り、小学生くらいの子供達と一緒に大人の人までもが池に
張った氷の上に乗って遊んでいる姿を良く見掛けました。
宇都宮の気候というと雷都とも呼ばれ夏場には雷が多発する・・・といった夏場のイメージが強いのですが、反面、冬場の
冷え込みが厳しく、真冬になると連日の冷え込みで氷が溶けずに厚みを増す事があります。
八幡山公園内にある池の位置は丁度日陰になる場所にあり、氷が張り易かったのかもしれません。
その時も大人の人が氷の上を歩いてもまったく問題ないくらいの氷が池の表面を覆っていたのですが、昔は池に張る氷を
目当てにスケート靴持参で八幡山公園を訪れ滑っている人もいたくらいですw
池に張った氷を見てわんぱく盛りの小学生がそのまま通り過ぎる訳はありません・・・悪ふざけがはじまります。
厚い氷の上に降り立った小学生達・・手にはノミとハンマー・・・考える事は一つですw
池の端に立ち止まった友人H君の背後にこっそり忍び寄り、本来化石を採る為に家から持ってきたノミとハンマーを使い
背後を見せた友人H君の後ろで弧で囲むように数人が一斉にしゃがみ、氷にノミをあてハンマーを叩きました・・・w
カカカンッ・・・と数人がノミにハンマーを打ち付ける音に続き、バリッ・・・と氷の割れる音・・・
同時にガクッとよろけたと同時に水飛沫を上げた友人H君・・・
小学生の悪ふざけといっても、それなりに分別があって、流石に深い場所ではこんな悪ふざけはしません。
池の端で深さが浅く、水深20センチもない程度の場所での悪ふざけでしたので、足元が濡れる程度です。
冷たい池の水に足元を濡らし怒ったH君をよそにお腹をかかえながら大笑いする数人の旧友達w
小学生時代の仲の良い友人同士のじゃれ合いで、もちろんすぐに仲直りして一緒に遊びましたが、八幡山公園に来ると
思い出す昔の記憶です。
あの当時のみんな・・・元気にしてるかな・・・。
※子供達は決してマネしないようにして下さい!
お花見の名所、八幡山公園
冒頭でも書いた通り八幡山公園は830本の桜(染井吉野)が植えられており、県内でも有名な桜の名所となっています。
宇都宮市の中心に位地する公園という事もあって桜の咲くシーズンには毎年多くのお花見客が訪れる公園なのですが、
園内には提灯が飾られ露店も店を出し桜の花びらと共にお花見気分を演出してくれます。
上の写真 : 桜の咲く八幡山公園(宇都宮タワー周辺)
桜の咲く季節には花見客目当ての露店が店を出し食べ物も数多く売られているので手ぶらで訪れてもお花見気分を
楽しめます^^
ちなみに天気が悪く雨が降っている時には露店が出ていない時もあるようなのでご注意を。
ビールなどの飲み物も売られているようですが、価格が少々高めのようなので大人数で集まってお花見を行う場合は
分担してお酒や食べ物を持ち込んだ方が安上がりかしれません。
八幡山公園内には桜の木が様々な場所に植えられていますが、一番桜の木が集中して植えられているのが宇都宮
タワー付近から南側に斜面を下りたところにある池に掛けてで、この付近は高低差があり桜が満開の季節には見応え
ある桜を楽しむ事が出来ます^^
この周辺は地面に芝生が植えられているのでシートを広げてお花見するのもいい場所です。
昼間はランチついでにお花見に来たというような親子連れやお年寄りの姿を多く見掛けますが、暗くなると会社主催の
花見客も増え昼間とはまた違った賑わいを味わう事が出来ますw
上の写真 : 桜の咲く八幡山公園(アドベンチャーU周辺)
こちらは八幡山公園の中にあるアドベンチャーU周辺の桜の様子です。
子供向けの遊具があるので、子供を連れてお花見をしに昼間訪れるにはいい場所かもしれません。
最近遊具のメンテナンスが行われペンキが塗り直されたようで、桜の薄いピンク色に遊具の原色の色合いが重なり
妙に綺麗・・・桃源郷?w
桜の花を見上げながら子供と一緒に滑り台を滑り降りたのですが、季節感があって印象に残る滑り台でした^^
いつも桜が咲いていればいいなぁ・・・などと子供みたいな事をついつい考えてしまいましたが、やはり春のごく限ら
れた期間で散る儚さがあるからこそ、桜は綺麗なのかもしれません。
来年もまた桜を見に来る事にしましょう。
名称 : 八幡山公園
所在地 : 宇都宮市塙田5丁目2-70
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関連 : 子供の知的好奇心をくすぐる、わくわくグランディ科学ランド(旧名:栃木県こども総合科学館) (内部リンク)
関連 : 人が少なく穴場の公園、みずほの自然の森公園 (内部リンク)
関連 : 4つの池を中心に緑に囲まれた、栃木県中央公園 (内部リンク)
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